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疲れや痛みのある足を支えるスポーツインソールの機能とデザイン
疲れや痛みのある足を支えるスポーツインソールの機能とデザイン
これまでの記事でもご紹介したように、スポーツインソール(機能性インソール)には足の疲れ対策や負担の軽減、スポーツにおけるパフォーマンスの向上など、いくつもの役割があります。インソールのシンプルな形状のどこにそんな機能を実現する秘密が隠されているのでしょうか。今回は、インソールをパーツに分けて、構造ごとにその秘密を探っていきましょう。
なぜ3層構造なの? Footcraftのデザインの秘密
ザムスト Footcraft シリーズの商品を裏返して観察すると、明るいブルーやオレンジ、ライムグリーンのラインが印象的だと思いませんか? シューズの中に入れてしまうとほとんど見ることもないのに、なぜこのようなアクセントを入れたのでしょうか? 実はこのデザインに機能の秘密が隠されています。
1層目の黒い部分は「コアスタビライザー」。コンコンとたたくと硬さがわかります。この部分はかかとのぐらつきを抑え一般に土踏まずといわれる内側縦アーチ(以下アーチ)をしっかり支えます。よく見るとアーチの部分だけ厚みが異なります。かかとは抑えつつ、アーチの動きは妨げない仕組みです。このコアスタビライザーがかかとを安定させ、足の骨の配列(アライメント)を理想の状態に導いてくれるのです。
コアスタビライザーを叩いてみると他のパーツよりも硬いことがすぐわかります。
よくみるとコアスタビライザーのアーチの部分だけ厚みが異なるのがわかります。適度にたわむことでアーチの動きに追従します。
それから2層目の鮮やかに着色されている部分が「フレキシブルホルダー」です。EVAという軽くてやわらかく、弾力もある素材が使われています。写真のように押してみると柔軟性があることがわかります。フレキシブルホルダーはアーチを柔軟にサポートするだけでなく、シューズとの一体感を生み出します。それにより、シューズ内で踏ん張りが効き、パフォーマンスアップにもつながるのです。
1層目と2層目を押し比べてみると、強度の違いがよくわかります。
1層目と2層目の素材にはかかとに穴があいています。3層目は2層目よりもさらにやわらかいEVA素材が使われており、かかと部分はこのEVA素材が見えている状態です。裏から押してみるとかかと部分のやわらかさがわかりますね。特に着地時の衝撃から足を守る工夫が施されているのです。
かかとの部分は衝撃吸収に優れた素材が使われています。
さらに着地時の負担を軽減したいかたに
では、ここで「Footcraft STANDARD」と「Footcraft STANDARD CUSHION+」を比べてみましょう。裏返してみると前足部とかかと部分の素材が異なることがわかります。CUSHION+では、かかとやアキレス腱まわりへの負担が気になる方のために、より衝撃吸収性の高い素材が使われています。その性能は、Instagramでも公開していますのでぜひご覧ください。
表面ではあまり差のない「Footcraft STANDARD」と「Footcraft STANDARD CUSHION+」ですが、裏をみるとかかと部の素材が違うことに気がつきます。 さらにCUSHION+には前足部にもクッション素材がついています。
Instagramで公開している衝撃吸収性の比較試験もぜひご覧ください。
動画を見る
Products
この記事で紹介した商品
ザムスト Footcraft FOOTBALL STYLE(インソール)
高機能インソールの機能はそのままに、
サッカープレイヤーに向けた高機能インソール
足の剛性を高め、ブレない軸に導き、グリップ力をもたらす。
Top athlete
関連商品を利用しているトップアスリート
畠中槙之輔
サッカー
- 所属
- 横浜F・マリノス
- 生年月日
- 1995年8月25日
- 出身地
- 神奈川県
- コメント
- 現在はインソールを愛用しており、プレー中に足がズレにくくなり、より踏み込めるようになりました。 DFで重要になる、相手の動きに対したリアクションも、コンマ何秒の違いかもしれないですが、相手についていける自信が生まれました。